グッドショップ探訪
2010年12月号 掲載
白ロム.com
「安心アピール」が購入につながる
日本の携帯電話で特徴的なのが「インセンティブ」と呼ばれる制度だろう。新規契約での販売台数に応じて携帯電話キャリアが販売代理店に奨励金を支払うというものだが、数年前から原則として廃止の方向に向かっている。これは、端末を安く販売する代わりに、キャリアが通信料に上乗せして奨励金を「回収」する仕組みが、使用期間がそれぞれ異なるユーザー間の不公平につながる恐れがあることなどが問題視されたからだ。そのため、最近は「見た目」の端末価格が以前よりも値上がりしており、これが販売台数の伸び悩みにつながっているとも言われている。そこで注目されているのが「白ロム」と呼ばれる中古携帯電話だ。
「白ロム.com」を運営するプラスモアの清水昌史社長は「今年に入ってからパソコン専門店などで携帯電話の下取りサービスが始まり、白ロムの知名度が上がって好影響が出ている」と話す。アクセス数は前年の2倍近くまで伸びている。 最大の強みは買い取り価格や販売価格が競合サイトに比べてお得なことだ。最近は端末を頻繁に買い換えるコア層以外の顧客も増えており、「“安く買いたい”というニーズが増している」(清水社長)。
とはいえ、白ロムはまだまだ周知されているとはいえないだけに、顧客への“安心感”の提供は必須だ。サイト上では白ロムの特徴や購入後の事務手続きなどを詳しく説明しているほか、より信頼度を高めるためにプライバシーマークを取得。さらには、今年5月にトレードセーフのトラストマークを導入した。
清水社長は「お客様からは『安心できる店だと思い利用した』という声もいただいており、効果は出ているのではないか」と話す。
2台目としてスマートフォンを購入する消費者も増える中で、買い増しが気軽にできる中古携帯電話の需要は増す一方。清水社長は「市場拡大に乗って業績を伸ばしたい」と意欲的だ。
トラストマークとは?
通販サイトを審査・認定する、日本で唯一の第三者認証機関㈱TradeSafeが付与する、信頼できるショップの目印。北国からの贈り物、山田養蜂場などの大手サイトも導入している。
白ロムとは、回線契約がされていない状態の携帯電話のこと。最近の端末の場合、中古などで安く入手したあと、電話番号情報が記録されたSIMカードを挿せば使うことができる。
グッドショップ探訪
白ロム.com
http://www.sirorom.com/
